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ビアトリクス・ポターはウサギ、ハリネズミ、ネズミ、トカゲ、イモリ、カエル、コウモリ、ヒキガエルなど、さまざまな動物を飼っていました。いろいろなペットの姿やその行動を観察していたおかげで、ビアトリクスは「ピーターラビット」シリーズで、キャラクターを細かなところまで創作することができたのでした。
| のねずみチュウチュウおくさん |
「のねずみチュウチュウおくさん」は、この世界の野ネズミと同じように、「さらさらした すなのろうかが、なんメートルも なんメートルも、つづいていて、ろうかのりょうがわには、たくさんの ものおきや 木のみの くらや、くさのみの おきばなど」がある「いけがきのしたの どてにできた あなのなかにすんで」います。
 「いえのなかが またすっかり かたづき、きれいになったとき、5ひきの小さなねずみをよんで、おちゃのかいをしました」『のねずみチュウチュウおくさんのおはなし』(1910年)より。野ネズミは別の野ネズミに出会うと、後ろ足で立ちあがり、前足をすばやく動かして数秒間ボクシングのような動作をします。 |
 野ネズミの習作(1886年) |
| ビアトリクス・ポターの絵本に登場する家ネズミたち |
家ネズミは、ビアトリクス・ポターの絵本で一番おなじみのねずみです。家ネズミは人間の家の中に巣を作って、街や田舎の家の中の、床板の下や幅木の裏側に住みつきます。
 『モペットちゃんのおななし』(1906年)で、ねずみが猫から逃げるところは、まさに運動神経の良い家ネズミのもので、呼び鈴の引きつなを伝ってするするとすべりおりていく様子が描かれています。
『グロースターの仕たて屋』(1903年) のねずみたちはとても変わっています。裁縫や刺繍ができるだけでなく、仕たて屋さんが市長さんの結婚式でつかうチョッキと上着を仕上げることができないことに同情します。このお話の中でも、ねずみたちは本物の家ネズミのように、元気ですばしこく、忙しく動き回っています。 |

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家ネズミは直径わずか9ミリの穴でも通り抜けることができ、何かに登るのもとても上手です『2ひきのわるいねずみのおはなし』(1904年)では、トム・サムとハンカ・マンカのねずみ夫婦が人形の家から枕を持ち出すのに苦労しますが、しまいには自分達のねずみ穴に何とかおし込んでしまいます。
 『アプリイ・ダプリイのわらべうた』
(1917年) のアプリイ・ダプリイは、小さくてきらきら光る丸い目をした家ネズミで、ずば抜けて大きく敏感な耳を持ち、何でも食べてしまう食欲旺盛なねずみです。 |

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やまねのジョンさん |
『ジンジャーとピクルズやのおはなし』に出てくる、「やまねのジョンさん」は自分の店で売ったろうそくのことでお客が文句を言ってもまったく気にしません。ベッドの中から、ただ「ねごこちはじょうとう」と言うだけです。
 「ねごこちはじょうとう」−『ジンジャーとピクルズやのおはなし』(1909年)より |  |
キツネとアナグマ |
キツネはよくアナグマの古い巣を利用して家を作ります。しかし『キツネどんのおはなし』(1912年) では、逆にアナグマのトミーがキツネどんのベッドで昼寝をしています。そこにキツネどんが帰ってきてトミーを見つけ、ふたりの戦いが始まります。「キツネどんは トミーにとびかかり、トミーは こわれたせとものを ふみつけながら、キツネどんと がっちり くみあいました。」
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 キツネのカビ臭いにおいは強烈で、すぐにわかります。「キツネどんを『いいひと』だなんて いうひとは どこにもいません。うさぎたちは キツネどんには がまんがなりません。1キロはなれていたって、キツネどんのにおいは、つーんとにおってくるのです。」『キツネどんのおはなし』(1912年)より
キツネはもともと遊び好きで、狙った獲物をしとめる前に、注意をひきつけ獲物を「うっとり」させるところが観察されています。『あひるのジマイマのおはなし』(1908年)より |
| ウサギ |
ビアトリクス・ポターが生んだキャラクターで、もっとも人気のあるのが「ピーターラビット」です。ピーターラビットは実際にビアトリクスが飼っていたペットのウサギの一匹でした。「わたしのピーターはとてもなまけもので、暖炉の前においた箱の中で、小さな敷物にくるまって寝そべります。」ほかのウサギたちの名前は、ジョセフィンとモプシー、そしてベルギー種のフロプシー、ベンジャミン、カトンテールでした。
ベンジャミンは庭から脱走するので、ときどき引きひもにつながれていました。
 「うまくやれば きっとにげだせただろうと、わたしはおもいます。でも、うんわるく、すぐりの木に かけてあるあみにとびこんであみにとびこんで、 うわぎのぼたんをあみにひっかけてしまいました。」『ピーターラビットのおはなし』(1902年)より
「暖炉のまわりで」—ビアトリクス・ポターが、おばのルーシー・ロスコーに贈ったウサギのクリスマスパーティーの6つのさし絵のうちの1枚。 |


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